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 宮内庁は、秋篠宮家の長女、眞子さまと大学時代の同級生の小室圭さんが10月26日に結婚されると正式に発表しました。皇居前から報告です。

 宮内庁は先ほど、午後2時からの会見で眞子さまと小室圭さんが10月26日に婚姻届を提出すると正式に発表しました。お二人はこの日、記者会見も行います。結婚の日付を決めるにあたっては、天皇皇后両陛下にお伺いを立て、上皇ご夫妻にも報告されたということです。

 一般の結納にあたる納采の儀などの行事や儀式は一切行わないということです。その理由については、「秋篠宮さまが多くの人が納得し喜んでくれる状況ではないと判断したため」としています。儀式を行わずに結婚されるのは、戦後の女性皇族で初めてです。

 また一時金については、眞子さまが秋篠宮さまと小室さんに辞退の意向を伝え、その後、宮内庁長官にもその意向を伝えていたということです。宮内庁は本人の意向が明らかである場合、政府が支出する義務を負うことにはならないと判断し、支出しないことにしたということです。

 宮内庁によりますと、眞子さまはご自身とご家族や小室さん家族への誹謗中傷と感じられる出来事が続いたことで精神的苦痛を感じ、医師から「複雑性PTSD」と診断されたということです。

 きょうの会見には精神科の医師も同席しました。医師によりますと、眞子さまは2018年、19年ごろから結婚後、平穏で幸福な生活を送りたいという願いが不可能となってしまう恐怖を感じるようになられ、悲観的になり集中力の低下などの症状があるということです。結婚の準備を進めることには支障はなく、誹謗中傷と感じられる出来事が無くなれば症状が改善するとしています。

 また、結婚後のお住まいやアメリカに渡るのかどうか、その時期などについて宮内庁は結婚後の私的なことにあたるとして、明らかにしませんでした。