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【速報】モデルナ製ワクチンの異物混入 製造機器のステンレス製の破片

 新型コロナのモデルナ製のワクチンの一部に異物が見つかりおよそ163万回分の使用を見合わせている問題で、厚生労働省は製造機器のステンレス製の破片であるとの調査結果を発表しました。

 厚労省は1日夜、混入した異物について、ワクチンの製造機器のステンレス製の破片との調査結果を公表しました。

 ステンレスは、心臓の人工弁や金属製のステープルなどの医療機器にも使われていて、きわめて小さな粒子状の金属が筋肉内に注入された場合でも医療上のリスクが増大する可能性は低いとしています。

 厚労省は使用を見合わせている3つのロットについて、2日から回収する予定です。

 モデルナ製ワクチンをめぐっては、東京・埼玉・茨城・岐阜・愛知の8つの接種会場にあったワクチン39本でいずれも使用される前に異物が確認されていました。

 これを受けて厚労省は、ワクチン供給元の武田薬品工業と協議し、異物混入が否定できないとして3つのロット番号のワクチンおよそ163万回分について使用を見合わせています。