2020年1月にアーティストデビューし、これまでシングル4枚、アルバム1枚というハイペースで活動を展開している和氣あず未さんが初のソロライブ『和氣あず未 1st LIVE -超革命的恋する音楽会-』を、7月18日、東京・中野サンプラザホールにて開催!
今年2月にリリースした1stアルバム『超革命的恋する日常』を中心に選曲し、初めてのバンド演奏にのせて、17曲(夜の部は18曲)を披露! 記念すべき1stライブの昼の部の模様をお届けします!
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OPナンバーは大人っぽい2曲が続く意外なセットリスト
開演すると場内が暗転し、「安曇野小夜曲」と「恋する日常」のインストをつないだoverture。流れた後、ステージ中段にスポットライトに照らされ、たたずむあじゅじゅ。R&B調の「Tuesday」のリズムに乗り、軽く揺れながら歌う姿と大人っぽい歌声と表情に思わずドキッ。スパンコールのスカートに反射するピンクの光と相まって妖艶な雰囲気を醸し出します。
青い照明に包まれ2曲目の「Touch the moon」では、「Dancing tonight」や「Milky way」などの歌詞とマッチしてすっかり夜の雰囲気に。クールなEDM風のナンバーで、和氣さんのせつなさを帯びた歌声と表情から、心地よいリズムにノリながらも胸を締め付けられるような不思議な感覚となります。
1stライブの序盤と思えぬ構成に戸惑っていると、ステージ全体が明るくなってから最初のMCパートで、ここまでとは打って変わった笑顔と元気な声で「ありがとうございま~す!」。そんないつも通りの姿にどこかホッとした表情のお客さんたちは暖かな拍手を贈りました。
キュートでかわいいラブソングが3曲連続。振り付けや仕草もかわいく
次のサマーレゲエ風のリズムで夏にピッタリの「Twinkle*Twinkle」ではキュートな歌声とまぶしい笑顔。「君と一緒にいると~楽しい」と幸福感いっぱいの歌詞や手を下に向けてヒラヒラさせたり、星を指さす仕草など、同じ夜のイメージでも「Touch the moon」とは何もかもが対照的でビックリ! この曲からかわいいラブソングが続きます。
片想いの始まりを歌う「恋と呼ぶには」は、キラキラしたサウンド感に、「あっという間の出来事で」の「で」のニュアンスがかわいく、マイクに乗る息遣いさえも恋のワクワク感につながっているように聴こえます。最後は両手でハートマークを作り、そのかわいさにK.O.!
2度目のMCパートでは「衣装かわいくないですか?」と、くるり。水を飲んだ後、ひと呼吸すると「もう体力が……(笑)」と笑いを誘いつつ、「まだまだ盛り上がっていただけると嬉しいです!」と気合十分な様子を見せます。
MVで天使と悪魔、2人のあじゅじゅの登場が話題になった「キュピデビ」は洋楽ポップ風のガーリーな曲で、ラップパートもバッチリ。天使と悪魔の間に立って、両者の意見を交互に聞いているような振り付けもあり、間奏では華麗なダンスを披露。近未来の恋やワクワクを歌った「2030」では、歌詞中の女の子の心情を表すかのように左右の足を上げて曲げたりと、よりダイナミックな表現を見せつけます。ラストの「明日天気になれ」では空を指差し、ポーズを決めました。
「hopeless」のインスト→「あなたのいない夢」の流れにゾクッ! デビュー曲「ふわっと」から明るく
あじゅじゅいわく「今まで一番絶望している曲」という「hopeless」のインストが流れる中で、4人のバンドメンバーがステージへ。白いサマードレスに着替えたあじゅじゅが歌うのは失恋した後のあきらめの感情の曲「あなたのいない夢」。
思わずゾクっとするミディアム系のバラード曲を落ち着いた表情で、両手でスタンドマイクをぎゅっと握りながら歌う和氣さん。その姿を見たり、聴いているとふわふわする不思議な感覚に。
アウトロが終わると笑顔で「これからはバンドさんと一緒に盛り上げていくよ!」と叫んで、デビュー曲「ふわっと」。アッパーなロックチューンで、「君の笑顔が見たいから」で客席方向に伸ばした右手を左から右へ。すっと指を高く掲げると会場のサイリウムの光が浮かび上がり、歌声、サウンド、会場の想いがつながった鮮烈な光景を作り出します!
「透明のペダル」はギターがリフを刻み、風を感じさせるシンセの音にのせて、今度は清涼感とさわやかな歌声に。
歌いながら途中で、おでこに手をあてて、左右を見渡すシーンも。歌唱中は「過去の自分を思い出すようでじーんときました」と感慨深い様子をのぞかせました。
ガールズポップ&ロック調の「Girl’s Riot!!」では、女子のあふれるパワーや好奇心をティーンのようなハツラツとした歌声と振りがかわいく、「Baby」のフレーズではおてんばさも。「女の子に向けた曲」で、会場にいる女子を見て、さらにテンション高く歌えたのでは?