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岸田総理大臣は、午後9時前、自民党本部で、党の東京都連の関係者にあいさつし「結果はしっかり受け入れたい。結果をもとに、あすから、また日本の政治を、自民党の政治を、そして東京都連を前に進めていきたい」と述べました。

また、フジテレビの開票速報番組で「自民、公明で過半数は確実なのではないかと予想されており、そのとおりであるなら、政権選択選挙において大変貴重な信任をいただいたということになると思う」と述べました。

そのうえで、自民党が選挙前の276議席から減らすことが確実になっていることについて「内容を分析したうえでしっかり受け止め、今後の取り組みの参考にしなければならない」と述べました。

岸田総理大臣は、NHKの開票速報番組で、閣僚経験者や党役員が選挙区で敗れていることについて「選挙区事情はさまざまなので、一概に原因はこうだということは難しいと思う。ただ、4年間の積み重ねを、それぞれ有権者の皆さんが評価した結果として、ベテランの候補者の敗戦が多く報じられているのだと思う」と述べました。

また、「与党で過半数という大きな目標議席を確保した上で政権運営を考えていく」と述べました。

その上で、自民党が選挙前の276議席から減らすことが確実になっていることについて「政権運営あるいは国会運営にどう影響してくるのかは丁寧に対応を考えていかなければならない」と述べました。

さらに「経済対策を早急にとりまとめたいと思う。その中に込めるべき内容は、選挙中も訴えさせていただいた。これをしっかりと盛り込めるような規模を確保しなければならない。年内に補正予算を成立させたいと思う」と述べました。

岸田総理大臣は、NHKの開票速報番組で「気候変動、地球温暖化の問題は国際的な人類共通の課題であり、日本もしっかり責任を果たさなければならない。ぜひ、気候変動対策の国際会議、COP26に出席したいと思う。また、日米同盟は日本外交の基軸なので、できるだけ早いうちに訪米して、日米首脳会談を実現したい」と述べました。