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 菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)は1日、衆院解散について「今のような厳しい状況ではできない」と語り、党総裁選(17日告示、29日投開票)に関しても「先送りを考えていない」と明言した。官邸で記者団に答えた。早期に衆院を解散して総裁選を先送りするとの観測を打ち消した形だが、解散権の行使が難しくなった首相の求心力が低下するのは避けられない。首相が総裁選で描く再選戦略にも影響する可能性がある。