世界から絶賛される広島県熊野町の伝統工芸品「熊野筆」が苦境に立っている。新型コロナウイルスの感染拡大で中国政府が野生動物の取引を禁止したことの影響とみられる。特に高品質の筆に用いられるイタチの毛が激減しているという。熊野筆といえば、平成23年に国民栄誉賞を受賞したサッカー女子の「なでしこジャパン」に贈られた「世界一の化粧筆」で知られる、日本を代表する伝統工芸品だ。合成繊維などの代用品の研究も行われているが、高品質を保つのは至難の業だという。
世界から絶賛される広島県熊野町の伝統工芸品「熊野筆」が苦境に立っている。新型コロナウイルスの感染拡大で中国政府が野生動物の取引を禁止したことの影響とみられる。特に高品質の筆に用いられるイタチの毛が激減しているという。熊野筆といえば、平成23年に国民栄誉賞を受賞したサッカー女子の「なでしこジャパン」に贈られた「世界一の化粧筆」で知られる、日本を代表する伝統工芸品だ。合成繊維などの代用品の研究も行われているが、高品質を保つのは至難の業だという。