UMPC(超小型ノートパソコン)大好きメディアであるデイリーガジェットで、毎年1月1日に配信しているこちらのまとめ。最新のUMPC全情報が見られるページになっています。
その年に販売されている/登場する予定のUMPC全種類を網羅しています。
今年2022年は、ゲーミングUMPCのラインナップがさらに拡大していく流れにあります。
日々新しい機種が発表されたり、噂が流れるのがこの業界。ということで、この記事も情報があるたびにアップデートしていきますよ。
というわけで、さっそく見ていきましょう!
6~7インチクラス
まずはザ・UMPCなサイズ感である6~7インチ。
もともと10年以上前に、インテルがUMPCのガイドラインを設定した時のディスプレイサイズが4~7インチでした。(マイクロソフトは9インチ以下)
そういう意味でも、一番UMPCらしいサイズ感です。
One-Netbook A1 Pro
まずは↓でレビューしたOne-Netbook A1です。2021年には、CPUをCore i7-1160G7/i5-1130G7にグレードアップしたPro版が出ていて、現行機となっています。
ディスプレイは7インチ1920×1200のIPS。16GB/512GB SSDで、バッテリー容量は6,000mAh。バッテリー容量は控えめながら、550gという圧倒的軽さでUMPCの魅力をいかんなく発揮しています。
ディスプレイは富士通FMV LOOX U方式の、180度回転させて折りたたむとタブレットにもなる2-in-1機構。この極小サイズにして、意外にも打ちやすいキーボードも魅力。
国内正規代理店であるテックワン社のこちらのページ、もしくは↓のアマゾンで販売中。Core m3-8100Y搭載の無印もアマゾンでは販売中です。
GPD MicroPC
続いては、根強い人気が続くGPD社のエンジニア向けUMPCであるGPD MicroPCです。
Celeron N4120搭載の2021版が最新。
8GB/256GB SSD、6インチ1280×720とUMPCで最小クラス。
さすがにタッチタイピングは厳しく、親指ポチポチ入力です。RS-232や有線LAN含め、このサイズ感にして豊富なポート類と、高いタフネス性能が魅力
正規代理店である株式会社天空のこちらのページ、もしくは↓のアマゾンで販売中。
8インチクラス
続いては一回り大きな8インチクラスのUMPCたちです。
7インチ以下では、どうしても入力周りの快適さが犠牲になります。
その点、8インチクラスはある程度現実的な入力インターフェースを備えることができ、小型ボディながら入力のしやすさを訴求した商品が主流です。
GPD Pocket 3
↓でレビューしたGPD Pocket 3は、2021年末にIndiegogoでクラウドファンディグが開始された8インチUMPC。
現在、↓でお伝えし…
GPD社として初となる2-in-1機構を備えていたり、ペン入力に対応していたり、背面ポートがモジューラ形式で付け替え可能だったりと、色々面白い一台。
また、キーピッチは広く、上部に配置されたタッチパッドの使い勝手も良好で、クラムシェルとしても優秀な一台。
スペックはCore i7-1195G7のUltimate版か、Pentium Silver N6000のPro版。それぞれ16GB/1TBと、8GB/512GBメモリ。ディスプレイは8インチ1920×1200で10点タッチ対応。
重量は725gと重めですが、ペン入力にも対応して持ち運びメイン機としても活躍できるポテンシャルを秘めています。
株式会社天空のこちらのページ、もしくは↓のアマゾンで2022年1月下旬発売。
OneMix3S
8インチクラスの象徴的なモデルの一つが、このOneMix3シリーズ。無印やプラスなど様々なバリアントが存在しましたが、現在販売中なのは3Sです。
Core m3-8100Y搭載で、8GB/256GBもしくは16GB/512GB SSDというスペックに、659gという軽量ボディ。
4,096段階筆圧検知ペン対応、日本語キーボードは広めで打ちやすくなっています。
ポインティングデバイスが極小なので好みが分かれますが、そこが気にならないようならギリギリポケットサイズの魅力的な一台。
テックワン社のこちらのページ、もしくは↓のアマゾンで販売中。
GPD P2 Max 2022
間もなく登場予定の、GPD P2 Max 2022。過去にあったGPD P2 Maxから、CPUがPentium Silver N6000に、また16GB/1TB SSDメモリに増強されています。
広めキーボードにギリギリ普通に使えるサイズを確保したタッチパッド、iPad miniに近いフットプリントの小型ノートです。ディスプレイは8.9インチ2560×1600。
国内登場は未発表ですが、現在はAliExpressのこちらのページで販売されています。
10インチクラス
汎用型UMPC最後は10インチクラス。
この大きさになってくると、厳密にはUMPCの定義から外れて、モバイルノートパソコンの最小クラスになってきます。
たとえばパナソニックのLet’s note RZシリーズや、マイクロソフトのSurface Goシリーズなど、人気シリーズも存在します。
一方で、UMPCを作ってきたメーカーならではの、小ささにこだわった魅力的な機種が継続して出ているのも事実。
一般的な13インチや11インチのノートと比べると十分に”極小”ということで、1セクションもうけました。
OneMix4
10インチといえばOneMix4です。この記事のUMPCの中では、最も”普通のノートパソコン”として使いやすくなっています。
↓でその魅力をお伝えしました。
狭ベゼル…
また、↓の2021年ベストバイ10にも選ばせていただきました。
日々大量のガジェットを買いまくっているデイリーガジェットですが、2021年に購入した数百個のガ…
サイズは10.1インチ2560×1600ディスプレイ、CPUにはCore i5-1130G7/Core i7-1160G7、16GB/512GBもしくは16GB/1TBメモリとスペックも高いです。
バッテリー容量10,000mAhで本体重量は769g。
クリアで見やすいディスプレイに、広いキーボード、使いやすいタッチパッドを備えています。
One-Netbook社おなじみ、↓の”鯉”エディションも販売中。
テックワン社のこちらのページ、もしくは↓のアマゾンで販売中です。
Chuwi MiniBook X
たまにUMPCを出してくれるChuwiからも、面白いモデルが登場しました。2022年元旦時点ではまだ発売になっていませんが、↓のMiniBook Xです。
↓でレビューしたMiniBookの後継機。
クラウドファンデ…
ただ、こちら写真を見れば分かるように、パンチホール式の狭ベゼルディスプレイを搭載しているユニーク機種。
Celeron N5100、12GB/512GB SSD、10.8インチ(2560×1600)で重量は899gと重め。
ペン対応で360度画面回転式2-in-1タイプです。
当然購入済なので、届いたらレビュー配信します。
ゲーミング
さて、最後はゲーミングを謳ったUMPCです。
現在、UMPCの世界はゲーミングが主流と言っても過言ではありません。新機種はほとんどがこのタイプ。
汎用ノートパソコンタイプよりもスペック向上の限界効用が大きく、まだまだ伸びしろのある可能性を秘めたジャンルです。
大手メーカーも参入を検討しているというウワサもちらほら聞かれる勢いのあるジャンルです。
ONEXPLAYER
UMPC各社から出ているゲーミングUMPCですが、One-Netbook社の最新モデルは↓のONEXPLAYERです。
キーボードは別売りのケースになっており、単体ではゲームコントローラーのみ。
8.4インチとゲーミングUMPCの中では最大サイズで、解像度は2560×1600。ほか、最新ONEXPLAYER 1Sは、Core i7-1195G7、16GB/1TB SSDとモンスター級のスペックです。
バッテリー容量は15,300mAhで重量は820gと、結構な重さになっています。
また、CPUがRyzen 7 4800UもしくはRyzen 7 5700UになるAMD版も販売中。
テックワン社のこちらのページ(AMD版はこちら)、もしくはアマゾンの↓で販売中。
ONEXPLAYER mini
ONEXPLAYERはさすがにデカすぎるという方のために、7インチのmini版も登場しました。
CPUにはCore i7-1195G7、16GB RAM、512GB~2TB SSD、7インチ1920×1200というスペック。重量は589gと大幅に軽量化されており、持ち運び用にはとても便利な一台。
↓で、AMD版とパフォーマンスを比較しましたが、かなりの処理性能です。
テックワン社のこちらのページ、もしくは↓のアマゾンd
OneGx1 Pro
ONEXPLAYERシリーズが出る前まで、One-Netbook社の看板ゲーミングUMPCだったのがこのOneGx1シリーズ。
左右にSwitch風の着脱式Bluetoothコントローラーがついていることが特徴です。
第11世代Core i7-1160G7、16GB/512GB、7インチ1920×1200とスペックは高く、物理QWERTYキーボードもついてノートPCとしても使えます。
テックワン社のこちらのページ、もしくは↓のアマゾンで販売中。
GPD WIN Max 2021
ここからは、GPD社のゲーミングUMPCです。
まずは↓でレビューしたGPD WIN Maxの2021年版。
…
Core i7-1195G7もしくはRyzen 7 4800UをCPUに、16GB RAM、1TB/2TBストレージというハイスペック。ディスプレイは8インチ(1280×800)。
物理QWERTYキーボードと一体化したゲームコントローラーがついており、レビューにも書いたとおり上部タッチパッドの使いやすさもあって、ノートパソコンとしても使い勝手の良い一台。
天空のこちらのページ、もしくは↓のアマゾンで販売中。
GPD WIN3
続いては、↓でレビューしたGPD WIN3です。
新型ゲーミングUMPC(超小型ノートパソコン)「GPD WIN 3」です!
おなじみUMPCを多数リリースしている…
GPD WINシリーズといえば、GPD社の祖業的なゲーミング端末シリーズ。その最新版です。
スライド式のタッチパネルキーボードを備えた一台。
Core i5-1135G7もしくはCore i7-1195G7、16GB RAM、1TB/2TB SSD搭載。5.5インチで1280×720ディスプレイ。
天空のこちらのページ、もしくは↓のアマゾンで販売中。
AYA Neo 2021/Pro
2021年に登場したAYA Neoも忘れちゃいけません。
CPUには一貫してAMDを採用しており、AMD Ryzen 5 4500U~Ryzen 8 4800Uです。16GB RAM、ストレージは512GB/1TBと種類があります。
ディスプレイは7インチで1280×800。バッテリー容量は4,100mAhで650gです。
こちらで…
↓のアマゾンで販売されています。
秋葉原では実機を触れます
以上のUMPC、多くは秋葉原にある↓のハイビーム秋葉原本店で、実機展示されています。
…
実際の使用感や質感を知りたい方は、ぜひお店にも遊びに行ってみてください。
というわけで、2022年も引き続きアツい流れが続きそうなUMPCの世界。
UMPC大好きメディアであるデイリーガジェットは、どこまでも追い続けていきますよ!!
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