東京オリンピックの都内の競技会場で警備に当たっていた兵庫県警察本部の警察官3人が、新たに新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。地方から派遣された応援部隊で感染が確認されたのは、これで19人となります。
感染が新たに確認されたのは、応援部隊として派遣されていた兵庫県警察本部の20代から40代の警察官合わせて3人です。
警視庁によりますと、3人は都内の競技会場で警備に当たっていましたが、このうち2人が7月31日、発熱などの症状を訴えたことから検査を受けた結果、陽性と判明しました。
その後、2人と同じ東京 江東区の警察施設に滞在していたもう1人も感染が確認されたということです。
兵庫県警の応援部隊をめぐっては、これまでに14人の感染が発表されていますが、3人は警備を担当する競技会場や宿舎が別で、14人とは接点がないとみられるということです。
これを受けて警視庁は、3人と同じ部隊の200人余りについても施設で待機させたうえで、2日ごとに簡易検査を行うとしています。
東京オリンピック・パラリンピックでは、全国から応援部隊としておよそ1万2000人の警察官が派遣されていて、感染が確認されたのはこれで19人となります。