海外から一時帰国する邦人を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が1日、成田、羽田両空港の特設会場で始まった。日本で未承認のワクチンが使われているケースや、接種が進まない発展途上国の居住者らを考慮。外務省の調査で希望者が多数いると判明し、お盆休み前の開設が決まった。
羽田空港国際線ターミナルの特設会場では、午前10時の開場前から希望者が列を作った。来年1月上旬までの開設予定で、日本国内に住民票がない12歳以上に米ファイザー製のワクチンを2回接種する。接種は無料、渡航費用は本人負担となる。外務省の専用ウェブサイトで予約し、一時帰国した際に接種する。