【ワシントン共同】米国務省は7月31日、ブリンケン長官が8月2日から始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)の関連のオンライン会合に出席すると発表した。米国が「唯一の競争国」と位置付ける中国や、軍事クーデターが起きたミャンマー情勢などを議題とする方針で、激しいやりとりとなる可能性もある。
バイデン米政権は民主主義の重要性を掲げ、中国など「専制主義」国家と対峙する上で東南アジアやインドを重視する姿勢を鮮明にしている。ただ、ASEANはミャンマーや軍政の流れをくむタイ、社会主義のベトナムなど多様な国家を擁し、加盟国ごとに米国との間に大きな温度差がありそうだ。