このうち東京 千代田区の郵便局では午前9時から販売が始まり、訪れた人たちは来年のえとの「とら」のイラストなどが描かれた年賀はがきを買い求めていました。
日本郵便によりますと、SNSなどで新年のあいさつをするケースが増えていることや、企業の間でも新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化を背景に、年賀はがきの枚数を減らすことが見込まれています。
このため、来年分の当初の発行枚数は、ことし分より1億枚余り少ないおよそ18億2500万枚で、これまでで最も多かった平成16年用に比べ6割ほど少ないということです。
こうした中、日本郵便は通話アプリ「LINE」で、宛名などを書く面と写真や言葉を書く面が分かれていて、まるで年賀はがきのような見た目のメッセージをやり取りできる新たなサービス「スマートねんが」を、来月から始めることにしています。
窓口を訪れた20代の女性は「コロナ禍でなかなか会えない友人から年賀状をもらってうれしかったので、年賀状で地方の友人などにコロナが落ち着いたら会おうねと伝えたいです」と話していました。
年賀はがきの受け付けは来月15日から始まります。