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総合防災訓練の緊急災害対策本部会議で発言する菅首相。手前は棚橋防災相、奥は加藤官房長官=1日午前、首相官邸

 「防災の日」の1日、政府は首都直下地震を想定した総合防災訓練を実施した。各地でも新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、対策を講じながら市民が巨大地震や津波に備える訓練を行う。気候変動による気象災害も頻発、激甚化しており、いざというときに必要な判断をイメージし、命を守る行動につなげる。

 政府の訓練は午前7時10分ごろ、東京23区を震源とするマグニチュード7.3の地震が起き、都内で震度7、埼玉、千葉、神奈川各県で震度6強を観測したと想定。官邸で緊急災害対策本部会議を開き、被害状況や関係省庁の対応を確認した。

防災服姿で官邸に入る菅首相=1日午前