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 島津製作所は、入院患者の排尿量を手間いらずで測定できるシステムを発売した。排尿前後の体重差から1ミリリットル単位で精密に測定し、結果はスマートフォンなどの端末で確認する。看護師の負担を軽くし、新型コロナウイルスなどの院内感染リスクも低減できる。新システム「ユリーナ」は、体重計のような専用機器をトイレの外に設置する。患者は用を足す前後に2回、機器に乗って体重を測定。結果のデータは無線で医師の専用端末や患者用のスマホに通知される。島津によると、手術後の経過や排せつ異常をチェックするため、入院患者の6分の1が排尿量測定を必要とする。現在は患者がカップで採尿後、自身で専用容器に移し替え、看護師が結果…