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東京オリンピックは大会10日目を迎えました。日本選手団の福井烈団長と尾縣貢総監督が会見を行い、大会前半ではやくも金メダルが過去最多となるなどメダルラッシュが続く選手たちをたたえました。

今月23日に開幕した東京オリンピックは大会10日目を迎え日本選手団を率いる福井団長と尾縣総監督が折り返しとなった7月31日までの大会前半を総括する会見を行いました。

この中で尾縣総監督は前半だけで金メダルが史上最多の17個を数え、合わせて30個のメダルを獲得したことについて、「新型コロナで難しい状況にありながら、すばらしいパフォーマンスを発揮した選手が多かったことに頼もしさを感じる」と話し、選手たちをたたえました。

そのうえで福井団長は後半に向けて「選手たちには全力を出し切る姿を届けていこうと伝えている。それを見た人たちが少しでも心が熱くなる瞬間があれば最高だ」と意気込みを述べました。

また福井団長は「一部の心ない方からSNSで出場選手たちに対するひぼう中傷がある」と述べて、選手たちがそれに苦しめられているという問題を提起しました。

そのうえで福井団長は「選手たちの数年間の努力や時間を侮辱する行為は断じて許されることではない。モニタリングをして記録として残している。関係機関と連携して対処する」と話しました。

日本選手団はこの問題で苦しむ選手のために選手村にカウンセリングルームを設け、オンラインで対応に当たっているということです。