LinkedIn(リンクトイン)とTwitter(ツイッター)の共通点は何か?どちらも消滅型ストーリー機能を提供したが、はかなく消え去ることになってことだ。米国時間8月31日、LinkedInは同サービスのLinkedIn Stories(LinkedIn ストーリーズ)機能を9月30日で打ち切り、ショートビデオを投稿する別の方法の検討を開始することを発表した。
LinkedInは、ストーリーズの合間に流れる広告をすでに購入している可能性のある広告主に警告するために、来たるべき変更を告知した。それらの広告は代わりにLinkedInフィードに掲載されるが、自分のページで直接ストーリーズを宣伝したりスポンサーしていたユーザーは作り直す必要がある。
This sucks. I met my wife on LinkedIn Stories https://t.co/rMeA6gpYWI
— Casey Newton (@CaseyNewton) August 31, 2021
なんだよ。妻とはLinkedIn Storiesで出会ったのに。
LinkedInがStoriesを導入したのは2020年9月で、Twitterがその後廃止することになるFleets(フリート)を一般公開したのと同じ時期だった。今回の変更はウェブとモバイルの大がかりな改訂の一環で、在宅勤務のプロフェッショナルたちがつながりを保つためにZoom(ズーム)、BlueJeans(ブルージーンズ)、Teams(チームズ)などとの統合も行った。しかし同社によると、消滅型投稿はLinkedInではあまりうまく機能しなかったという。
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「Storiesの開発に当たり、ユーザーは自分のプロフィールに私的なビデオを載せたがらないだろうが、消滅型であれば投稿の障壁を下げられるだろうと想定していました」とLinkedInのプロダクト担当シニアディレクター、Liz Li(リズ・リ)氏はブログで述べている。「結果的に、ユーザーは職業的な話題を私的な形で紹介することで、個人の特性と専門知識の両方を見せられる永続的ビデオを作りたいことがわかりました」。
リ氏は、ユーザーが「魅力的なビデオを作れるもっとクリエイティブなツール」を欲しがっていることも付け加えた。Storiesにはスタンプやプロンプトを付加できるが、ユーザーはもっとクリエイティブな機能を求めていた。
もしLinkedInが計画どおりショートビデオ作成機能を追加すれば、TikTok(ティックトック)ライクなフィードを提供しているSnapchat(スナップチャット)やInstagram(インスタグラム)の仲間入りを果たすことになる。ユーザーがLinkedInとパーソナルなSNSに同じコンテンツを投稿することはほとんどないが、実際著名なTikTokユーザーがキャリアアドバイスや面接のヒント、履歴書の書き方などをシェアしている例もあるので、LinkedInがビデオに方向転換するのはさほど奇妙なことではないかもしれない。
画像クレジット:Ali Balikci / Getty Images
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(文:Amanda Silberling、翻訳:Nob Takahashi / facebook )