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「大勢の人殺そう」と考え、京王線刺傷 福岡から上京しながら計画

 東京の京王線の電車内で、乗客が刺されて重体となったほか、16人が重軽傷を負った事件で、逮捕された男が、各地を転々としながら犯行計画を練っていたことがわかりました。

 服部恭太容疑者(24)は、おとといの夜、東京・調布市を走行中の京王線の車内で、乗客の男性を刃物で刺して殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで逮捕されています。その後の捜査関係者への取材で、服部容疑者が、日本各地を転々としながら、犯行計画を練っていたことがわかりました。

 服部容疑者は「大勢の人を殺そう」と考えて今年6月ごろ、住んでいた福岡市を離れ、神戸市や名古屋市を転々としていましたが、8月に起きた小田急線での刺傷事件を知ってから、東京の電車内での犯行を決めたということです。犯行に及んだ日時については、取り調べに対し、「ハロウィーンで乗客が多いと考えた」と供述しているということです。