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駐韓公使にきのう付けで帰国命令、不適切発言で国際問題に

 外務省が韓国メディアとの懇談で不適切な発言を行った在韓国日本大使館の相馬弘尚・総括公使について、きのう付けで帰国を命じたことがわかりました。

 相馬公使は先月、韓国メディアとの懇談で韓国政府の対日姿勢について不適切な性的な表現を使い、韓国政府から抗議を受けるなど国際問題となりました。先月23日の東京オリンピックの開会式にあわせた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の来日とりやめの原因のひとつになったとの指摘も出ています。

 発言を受けて相星孝一駐韓大使が厳重注意したほか、菅総理も「外交官として極めて不適切な発言で遺憾」と指摘していました。複数の政府関係者によりますと、外務省はきのう付けで相馬公使に帰国を命じたということですが、着任から2年が経過しており定期の人事異動との体裁がとられる見通しです。