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 飛ぶ鳥を落とす勢いの基地局オープン化の動きに暗雲が漂い始めた。フィンランドの通信機器大手Nokia(ノキア)が、基地局オープン化の仕様をつくる業界団体「O-RAN ALLIANCE」における技術作業を中断したことがわかった。O-RAN ALLIANCEには、米国が国家安全保障上の懸念があるとする「エンティティーリスト」に記載された中国企業が参加する。ノキアは、O-RAN ALLIANCEを通じて中国企業に協力することで、米国からの制裁を恐れたとみられる。