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緻密な絵柄が描きこまれた磁器「ベンジャロン焼」は、かつてタイの上流階級だけが手にできる逸品だった。18世紀から19世紀にかけて、裕福な女性たちはベンジャロンの箱に宝石をしまい、王族たちはベンジャロンの繊細な器で食事をし、首都の王宮にはベンジャロンの大きな花瓶が飾られていた。 20世紀初…