VWゴルフRのドライバーがフォーワードとリバースのギアを間違えてクラッシュした。単純にバカだ。違法なストリートレースの最中に、ゴルフRのドライバーがフォーワードとリバースのギアを混同し、後ろで待っていた車に衝突してしまった!
これほど恥ずかしいことはない。
「VWゴルフ6 R」がフォーワードギアとリバースギアを間違えて、恥ずかしいクラッシュをしている動画がSNSにアップされた。
その動画では、スペインで行われたと思われる、違法なストリートドラッグレースのスタートシーンが映し出されている。
ブルーの「VWゴルフ6 R」とオレンジの「BMW 1シリーズ クーペE82」が、並んでいる。
左右には多くの野次馬がいて、危険な光景を間近で見ている。
スタートの瞬間、ゴルフのバックランプが点灯しているのが見えるが、言うまでもなく、これは危険な兆候だ。
ドライバーが、2リッター4気筒ターボのエンジンをかけると、アンチラグのおかげで排気口から炎が出てくる。
それからしばらくして、若い男性がスタートの合図をすると、それは当然のようにやってきた。
BMWは発進したが、ゴルフは後方に飛び出し、ゴルフの後ろで待機していた赤い「セアト イビーサ」にブレーキなしで激突した。
赤い「セアト イビーサ」は、おそらく次のドラッグレースに参加するために、後ろで待機していたのだろう。
恥ずかしい瞬間だ。
スターターが手を叩き、観客がざわめく中、ゴルフのドライバーはどうしたか?
フォーワードギアに入れなおして発信、走り去った。
一方、「イビーサ」のドライバーは、ショックを受けたように車を降りた。
ゴルフが数メートル先で止まったのかどうかはわからない。
しかし、「イビーサ」のダメージは大きく、フロント全体がへこみ、ラジエーターも損傷していることは明らかだ。
事故の原因が、ヒューマンエラーであることは論を待たない。
なぜなら、ドライバーは不可解な理由で、前進と後退のギアを間違えたのだから。
標準的な270馬力の「ゴルフ6 R」が、マニュアル車なのか、DSG車なのかは興味深いところだ。
もし、そのゴルフがマニュアルであれば、スタート前の興奮状態の中で、シフトノブを気づかずに押してしまい、さらに左手前に動かしてしまったために、ファーストではなくリバースのギアを入れてしまった、というのが最も自然な説明だろう。
DSGトランスミッションのギアを誤って入れ替えてしまったというのは、さらに理解しがたいことである。
いずれにしても、この事故はただの愚かな行為であり、ドライバーがこれを教訓にしてくれればいいのだが・・・。
幸いなことに、この事故で負傷者は出なかったが、これはよくあることなので、ここでも同じことが言える。
決してこのような愚かで馬鹿なことの真似をしないように!
Text: Jan Götze
Photo: @YouTube/Paulo Esposito