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関東地方では2日から、緊急事態宣言の対象地域に神奈川・埼玉・千葉の3県が加わり、県民に不要不急の外出を自粛するとともに、飲食店などに対して酒類の提供を終日自粛するよう要請しています。

新型コロナウイルスの感染者の発表は、1日、東京都で3058人と5日連続で3000人を超えたほか、神奈川県で過去3番目に多い1258人、埼玉県で899人、千葉県で767人、茨城県で202人と、埼玉・千葉・茨城はいずれも過去2番目に多くなりました。
感染の急拡大で、関東地方では2日から緊急事態宣言の対象地域が広がり、東京に神奈川、埼玉、千葉の3県が加わりました。
期限はいずれも今月31日までで、県民に不要不急の外出を自粛するとともに、県内全域の飲食店などに酒類の提供を終日自粛し、営業時間を午後8時までとするよう要請しています。
緊急事態宣言の対象地域に加わることについて、神奈川県の黒岩知事は1日、「まん延防止等重点措置が続いてきた中で感染者が増えているのは、外出の抑制などを十分に守ってもらえていないことがあると思う。県内は医療崩壊直前の状況で、救急車を呼んでも来ない、来ても動かない、運ぶところがない、そういう事態が目の前に迫っている」と訴えました。
また、埼玉県の大野知事も「医療機関を圧迫し、ほかの医療にもしわ寄せが出かねない危機的な状況だ。保健所への応援など態勢を強化したい」と述べました。