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サイバーエージェントは、10月27日に2021年9月通期(2020年10月1日~2021年9月30日)の決算を発表した。全体で見れば売上高6664億6000万円(前年同期比39.3%)、営業利益1043億8100万円(208.1%)、経常利益1046億9400万円(209.2%)と好調だった。しかし、インターネットTV局「ABEMA」を中心とするメディア事業に関しては、マイナス151億円の営業損益を出している。前年の損失は182億円だったことから損失額は減少しているものの、黒字化にはまだ時間のかかる状況となっている(サイバーエージェント2021年9月通期決算資料[PDF]サイバーエージェント2021年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)[PDF]Media Innovation)。

そんなABEMAだが決算資料によれば、テレビデバイスによる視聴が増加しているのだという。2019年のデバイス構成比資料によれば、スマートフォンが69%、タブレットが13%、パソコンが10%、テレビが7%だった。それが2021年9月のデータになるとスマートフォンが66%とやや縮小。タブレットは半減近い7%に、パソコンはやや増えて13%、テレビに関しては14%と倍増している。

これはABEMAのダイレクトな視聴に対応した機器が増加したことが影響しているのではないかとみられている。中長期的には広告・課金収入を順調に伸ばし、周辺ビジネスを広げることにより収益化を加速させたいとしている。

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