日本に到着する国際線をめぐり、国土交通省が航空各社にいったん要請した予約の停止を撤回した問題で、斉藤国土交通大臣が「国民生活に大きな影響を与え、申し訳ない」と陳謝しました。
新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の感染拡大に伴って、国土交通省が航空各社に対し、日本に到着する国際線の新規予約を停止するよう要請していたことが、きのう明らかになっていました。しかし、きょう午前、一転して、「利用者や航空会社に混乱を招いた」などとして要請を撤回。この問題について、斉藤国交大臣が陳謝しました。
斉藤鉄夫国交相
「国民の皆様に大きな混乱を与えてしまいました。国交省の責任者として、大変申し訳なく思っております」
斉藤大臣によりますと、日本到着便の「予約停止」の要請は、国土交通省の航空局が先月29日に大臣や関係省庁などに連絡しないまま行っていて、大臣はきのう夕方になって事後報告を受けたということです。斉藤大臣は「情報の共有ができていなかった期間があり、反省する」と述べました。