<p>スーパーヒーローたちの老後は? 豪研究者が予測 – ライブドアニュース</p><p>【老年医学】スーパーヒーローたちの'老後'、豪研究者が予測 ハルクやブラック・ウィドウの主人公は「老後の見通しは明るくない」という。また、スパイダーマンことピーター・パーカーについて「10代の若者に必要とされる睡眠が確保できているかどうか心配だ」とした。</p><p>「スパイダーマン」や「アイアンマン」などのスーパーヒーローたちが年を取った時の健康状態を研究者が予測した/Marvel Studios(CNN)スクリーン上で空を駆け巡り、危機一髪で敵を倒すスーパーヒーローたちは将</p><p>(CNN)スクリーン上で空を駆け巡り、危機一髪で敵を倒すスーパーヒーローたちは将来、健やかな老後を迎えることができるだろうか。米コミック大手マーベルのアイアンマンやスパイダーマンなど、代表的なヒーロー5人が年を取った時の健康状態を、オーストラリアの研究者らが予測した。 豪クイーンズランド大学で老年医学を研究するルース・E・ハバード博士は、3人の子どもを育てるシングルマザー。新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウン(都市封鎖)期間は、自宅で子どもたちとヒーロー映画シリーズを見て過ごした。 そんな時、自身が高齢者の健康をテーマに開いた講演のパンフレットに、老いぼれたヒーローのイラストが載っているのが目に付いた。 面白いイラストだったが、すっかり太ってもうろくした姿には悲哀を感じた。そこで老化に関する専門知識を応用し、ヒーローたちの老後を独自に予測してみることを思い立ったという。論文は英医師会雑誌(BMJ)のクリスマス特集号に掲載された。 読んだ人が健康的な年の取り方を考えるきっかけになればと、ハバード氏は話している。 ◇ アイアンマン天才で億万長者、プレイボーイの慈善家。老後の健康にはプラスになる要素が多い。 社会的、経済的な地位が高く、都市部に住んでいることから、医療へのアクセスに恵まれている。知的能力が高く、認知症のリスクも低いだろう。 プレイボーイの生活をやめて秘書ペッパー・ポッツとの関係を築くという展開もプラス材料だ。 一方で心的外傷後ストレス障害(PTSD)や放射線被ばく、重力の変化、けがの多さが影響して、骨量の減少が加速したり、持病の心臓病が悪化したりする恐れもある。 ブラックパンサー超文明国家であるワカンダ王国の国王として、健康な老後につながる教育や富を存分に享受することができる。 王国の住人は菜食主義のようだ。野菜中心の食事には肥満や心血管代謝系の病気を防ぐというメリットもある。 ただし、ブラックパンサーが摂取するハート形のハーブが体に良いかどうかは不明だ。精神、身体能力が強化されるようだが、パフォーマンス向上薬(PED)は副作用も多い。 ブラック・ウィドウ主人公ナターシャ・ロマノフには残念ながら、老後の健康に良い要素があまりなさそうだ。 幼少期から暗殺者、スパイとしての訓練を受け、虐待や育児放棄、争いを経験してきた。早い時期に不妊手術を強制され、卵巣機能が阻害されたことで、さまざまな病気が引き起こされる恐れもある。 ハルク主人公ブルース・バナーの老後も、見通しは明るくない。 心拍数が上がってハルクに変身する現象が頻繁に起きるということは、心臓に基礎疾患がある可能性を示唆している。 ハルクは体格指数(BMI)が高いのも心配だ。あの体に合った医療が受けられるかどうかも定かでない。 また自身も認める通り、常に怒っているようだが、怒りの感情は老化を進行させる。 スパイダーマンスパイダーマンことピーター・パーカーにとって最大の財産は、周囲の人々だ。幼くして両親を失ってはいるが、おばのメイに大切に育てられ、数々のスーパーヒーローたちに支えられてきた。 力強さと柔軟性、機敏さもプラスの要素だが、ヒーローとしての活動は夜間に集中しているため、10代の若者に必要とされる8~10時間の睡眠が確保できているかどうかが心配だ。</p>