新型コロナウイルスの深刻な感染状況が続く東京都内で、新たに3168人の感染が確認され、10日連続で前の週の同じ曜日の人数を下回りました。
東京都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの3168人で、先週水曜日(8月25日)より1060人減少し、10日連続で、前の週の同じ曜日を下回りました。
年代別では、30代以下の若い人が65%を占めています。感染経路別では、学校や病院など「施設内」で92人が感染していて、このうちおよそ4割は保育園・幼稚園での感染でした。
都の担当者は、「減少傾向は続いているが、お盆明けの人流は増えていて、新学期も始まった。感染者が増える要素はあるが、減る要素は思いつかない。今後の推移を警戒している」と話しています。
また、新たに40代の男性2人を含む7人の死亡も確認されました。40代の男性2人は糖尿病の持病があり、ワクチン接種は受けていませんでした。都内の死者は2500人となりました。
一方、都内の8月の感染者は、過去最多の12万5606人となり、これまで最多だった7月の3倍近くに急増しました。感染力の強いデルタ株の影響とみられます。