政府は2日、令和3年版自殺対策白書を閣議決定した。白書では新型コロナウイルス感染が拡大した昨年の自殺状況を分析。過去5年間の平均と比較した結果、働く女性の自殺が375人増えて1698人となり、児童生徒でも140人増の499人になったことが判明した。女性の自殺原因では「勤務問題」が3割以上増加。児童生徒の自殺は一斉休校明けなどの学校再開時期に急増するなど関連性がうかがえた。長期に及ぶコロナ禍で深まる孤独や孤立などの社会問題が背景にあるとみられている。
政府は2日、令和3年版自殺対策白書を閣議決定した。白書では新型コロナウイルス感染が拡大した昨年の自殺状況を分析。過去5年間の平均と比較した結果、働く女性の自殺が375人増えて1698人となり、児童生徒でも140人増の499人になったことが判明した。女性の自殺原因では「勤務問題」が3割以上増加。児童生徒の自殺は一斉休校明けなどの学校再開時期に急増するなど関連性がうかがえた。長期に及ぶコロナ禍で深まる孤独や孤立などの社会問題が背景にあるとみられている。