もっと詳しく

東京電力福島第一原子力発電所では、廃炉に向けた作業が続いています。最大の難関とされる、溶け落ちた核燃料、いわゆる「燃料デブリ」の本格的な取り出しに向けて、ことしは、ロボットを使った調査やサンプルとしての採取などが計画されています。

福島第一原発では、「メルトダウン」を起こした1号機から3号機の原子炉や原子炉を覆う格納容器の下に、溶け落ちた核燃料と周囲にある金属製の構造物が混じり合った「燃料デブリ」がたまっているとみられています。

1号機では、「燃料デブリ」の確認に向けて、今月中旬からロボットを投入して格納容器内部にあるとみられる堆積物の調査を始める計画で、およそ半年かけて、堆積物の厚みや分布状況を超音波で測定するほか、サンプルとしての採取を目指しています。

2号機では、イギリスで開発されたロボットアームを使い、年内にも、燃料デブリを数グラム程度採取する計画で、現在、ロボットの性能を確認する試験などが行われています。

廃炉作業で最大の難関とされる燃料デブリの取り出しに向けて、東京電力は今後、採取する量を段階的に増やす方針ですが、強い放射線を出す燃料デブリの安全な取り出しや保管などをどのように進めるかが課題です。