「Maxとき」などの名前で、上越新幹線で使用されてきた2階建て車両の「E4」系が1日、定期運行の最終日を迎え、新潟駅では大勢の市民や鉄道ファンが別れを惜しみました。
「Maxとき」などの名前で上越新幹線で使用されてきた2階建て車両の「E4」系は、JR東日本が開発し、新潟と東京を結ぶ交通手段として親しまれてきました。
しかし、「E4」系の運行開始から20年余りが経過し、車内設備の老朽化が進んだとして新型車両に置き換えられることが決まり1日、定期運行の最終日を迎えました。
新潟駅では「Maxとき」がホームに入ってくると、大勢の市民や鉄道ファンが一斉にカメラやスマートフォンを向け、その姿を収めていました。そして午後8時21分、最後の「Maxとき」がゆっくりと動き出すと、詰めかけた人たちは、手を振ったり「ありがとう」と叫んだりして別れを惜しんでいました。これで2階建ての新幹線の車両は姿を消すことになりました。
子どもと一緒に訪れた新潟市の女性は「子どもが好きで最後は必ず見たいと思って来ました。きょうで最後だという実感はまだありません」と話していました。
また別の女性は「小さいときからMaxに乗ってきたので、感慨深くて拍手しました。どうもありがとう、またいつか会おうねと言いたいです」と話していました。