macOS Montereyにアップグレードした一部のユーザーに、「メモリリーク」と呼ばれるバグが発生しているようです。
このバグは、特定のmacOSプロセスやアプリケーションがバックグラウンドで実行され、異常と思えるほど大量のメモリーを消費してしまう現象です。
MacRumorsによると、影響を受けるMacコンピュータのモデルを正確に特定することは困難であり、その対象は、古いデバイスだけというわけでもなく、新しく発売された14インチおよび16インチのMacBook Proを含め、広い範囲で影響を受けているようです。
Twitter、Reddit、MacRumorsフォーラム、Appleサポートコミュニティなどで報告されている内容をみると、システムが「アプリケーションメモリが不足しています」という警告を出していたり、アクティビティモニタで特定のアプリケーションがとんでもない量のRAMを消費していたりしています。
一部の報告では、macOSのコントロールセンターが主な原因であり、YouTuberのGregory McFadden氏は、64GB搭載のM1 Max 16インチMacBook Proでコントロールセンターが最大20GBのメモリを使用しているスクリーンショットを公開しています。
So glad I got 64GB of memory on my new Mac so I can use 26GB of it for control center… Wait… what. pic.twitter.com/inCOPaii1o
— Gregory McFadden (@GregoryMcFadden) October 28, 2021
Mozilla Firefoxについても同様の報告があります。
一部のユーザーのFirefoxは信じられないほど大量のメモリを消費しており、あるユーザーは80GBものメモリを消費していることを報告しています。
@FirefoxSupport
Firefox has a memory leak!macOS 12.0.1 (21A559)
Firefox 93.0 (64-bit)
MacBook Pro (16-inch, 2021) pic.twitter.com/fC7fNRv7jE— y (@y80481629) October 27, 2021
上のツイートでも見られるように、「Your system has run out of application memory(アプリケーションメモリが不足しています)」というポップアップが表示される場合もありますが、この表示は、Macをほとんど使用していないにもかかわらず、あるいはメモリにかなりの余裕があるにもかかわらず、表示されてしまうようです。Macを再起動すると改善するという報告がある一方で、すぐにポップアップが再表示されるという報告もあります。
Appleサポートコミュニティに投稿されたあるユーザーの報告では、Montereyをダウンロードしてから「アプリケーションメモリが不足しています」というメッセージが繰り返し表示されているようです。アクティビティモニタのページを見ると、18GB以上のメモリーが消費されており、再起動しても改善しないそうです。
先日には、macOS Montereyへのアップデートにより、一部の古いMacが文鎮化するとい報告が出ていました。
これらの問題を考慮すると、macOS Big Surのままで少し様子を見て、少なくともmacOS Montereyの次のアップデートまで待ったほうが良さそうです。
Source:MacRumors
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