松屋フーズHDが7月30日に発表した2022年3月期第1四半期決算によると、売上高225億3600万円(前年同期比6.6%増)、営業損失8億8800万円(前期は26億400万円の損失)、経常利益19億9300万円(前期は25億4900万円の損失)、親会社に帰属する当期利益10億6700万円(前期は18億2900万円の損失)となった。
グループは、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、「各店舗へのアルコールの設置」「従業員の健康チェックと手洗いの徹底」「店内消毒の徹底」「マスクの着用」「換気システムによる店内の換気を常時実施」などの取組みを全国の店舗で実施し、食のインフラとしての責務を果たすべく、諸施策を推進し、業容の拡大と充実に取り組んだ。
新規出店は、牛めし業態6店舗、とんかつ業態3店舗、その他業態1店舗の合計10店舗を出店した。一方で、直営の牛めし業態4店舗、とんかつ業態3店舗、その他業態2店舗の合計9店舗を閉店した。
期末店舗数はFC店を含め、1193店舗(うちFC5店舗、海外11店舗)となった。業態別内訳は、牛めし業態955店舗、とんかつ業態197店舗、鮨業態10店舗、その他の業態31店舗となった。
新規出店を除く設備投資は、33店舗の改装(全面改装1店舗、一部改装32店舗)を実施した他、工場生産設備などに投資を行った。商品販売と販売促進策では、春の新生活応援キャンペーンとして、「牛めし」「カレー」の値引きや「牛焼肉定食」の増量販売や春のうなぎ祭りとして「うな丼」の販売をしたほか、宅配手数料無料キャンペーンなどを実施した。
新型コロナウイルス感染症の収束時期によって、業績に与える影響が大きく変動するため、業績予想の算出を現時点で見通すことが困難であると判断し、2022年3月期の業績予想は未定とした。