東京ゲームショウ2021の2日目となる2021年10月1日に,レベルファイブの特別番組「メガトンラボ in TGS 2021」が配信された。
この特別番組は,同社が手掛ける最新メディアミックスプロジェクト「メガトン級ムサシ」の魅力に迫るものだ。番組の前半では,本日第1話がオンエアとなるアニメのスペシャルメイキング映像が公開され,後半では,11月11日にPS4 / Switchで発売予定のゲーム版のシステムを掘り下げる紹介映像が公開された。
本稿では,番組後半のゲーム紹介映像についての内容をまとめてレポートしよう。
「メガトン級ムサシ」は最大3人でプレイ可能なオンライン協力型のロボットアクションゲームだ。舞台は謎の異星人勢力「ドラクター」により,人類の99.9%が死滅した地球。生き残った人々はドラクターの目を逃れ,シェルターに身を潜めて生活しているが,ほとんどの人は,人類が襲撃された“滅びの日”の記憶を消されており,何も知らずに暮らしている。
しかし,一部の選ばれた人間は巨大ロボット「ローグ」のパイロットとなり,ドラクターと戦っていた。本作では,ローグのパイロットとなった主人公たちが地球を奪還すべく戦う姿が描かれるのだ。
まず,紹介映像でフィーチャーされたのは,機体やパイロットのカスタマイズ要素だ。
パイロットは,複数のキャラクターから選べるようになっており,それぞれ所有しているアビリティが異なっている。例えば,主人公の一大寺大和は,近接攻撃やコンボに関係したアビリティを多く覚えるので,敵に近づいてガンガン攻めていくスタイルが好きな人に適しているようだ。
巨大ロボットのローグは,「ボディ」「ライトアーム」「レフトアーム」「レッグ」という4か所のパーツが交換可能で,選んだパーツによって機体の性能が決定する。さらに,各パーツにはレア度が設定されており,ミッションをクリアしてよりレアなパーツを集めていくハック&スラッシュ要素もあり,本作の楽しみの1つになっているという。
各パーツを変えるだけでも機体の見た目がガラリと変わるが,「ビジュアルカスタマイズ」を活用すると,機体の質感やデカールの変更も行える。機体の質感は「金属感」と「反射」の項目で調整し,値を下げればマットな,上げれば光沢のあるギラギラした質感になる。デカールは好きなものを選択して,大きさや位置を調整することが可能だ。
カスタマイズが終了するといよいよミッションへ出撃となり,本作のアクションについて紹介された。
プレイヤーはローグを駆り,エリア内に存在する敵勢力を一掃しながらミッションを進めていくことになる。ローグの武器は,グレートソード,デュアルソード,ナックルといった近接武器と,ハンドキャノン,マシンガン,バズーカなどの射撃武器に分かれており,プレイヤーは近接/射撃武器をそれぞれ3種類,合計6つの武器を選びミッションに挑んでいく。
武器は変更画面を呼び出して即座に切り替えが可能で,紹介映像でも二刀武器の「ダブルブレイド」から剣と盾がセットになった「ナイトバスタード」へ変更しながら戦っている姿が見られた。
順調に敵を蹴散らしていると,ここでカットインと共に大技「メガトンパンチ」がさく裂。これは,「スペシャルムーブ」と呼ばれる強力な攻撃で,ゲージが溜まると繰り出せるようになるという。さらに,スペシャルムーブを使った場所には「フォースフィールド」という円形の陣地が出現し,ここに移動することで,機体のフォースレベル上げられる。フォースレベルを上げていくと機体がパワーアップするため,スペシャルムーブを使ったらフォースフィールドの発生した位置を意識していくのが良さそうだ。
映像最後のボスバトルでは,「カクゴシステム」と「カブキファンクション」が紹介された。
「カクゴシステム」は,自分を中心とした一定の範囲に特殊なフィールドを展開するもので,この中にいる機体がさまざまな恩恵を受けられるようになるという。
「カクゴ」には,防御力が下がるが,攻撃力が上昇する「捨て身のカクゴ」や,防御に特化した「鉄壁のカクゴ」などさまざまな種類が存在する。アタッカーが「捨て身のカクゴ」を使って攻撃をしている最中に,ほかのプレイヤーが「鉄壁のカクゴ」を使って敵の攻撃を一身に引き受けるといったチームでの連携もゲームにおけるポイントになるようだ。
「カブキファンクション」は,スペシャルムーブを超える威力の必殺技で,映像では大型の刀で敵を両断する「電光石火剣『ムラマサ』」が披露された。強力で頼もしい超必殺技だが,ミッション中に発動できるのは,各プレイヤーごとに1度だけ。合計で3回発動可能なカブキファンクションをどの場面で使っていくかが問われそうだ。
なお,4Gamerでは,東京ゲームショウ2021に出展されているデモ版のプレイレポートを掲載している。こちらでも本作の詳しいシステムの紹介やプレイフィールをお伝えしているので,合わせて見てほしい。