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今滞在しているマドリッドは治安が悪い街で有名で、スリや置き引きはもちろん首しめ強盗も頻発している模様。恐ろしや。ゴヤ、ベラスケス、グレゴと言った名だたる絵画もいいけれど、ちょっとひと休憩いれるために明日はサラマンカという小さな街に移動します。今日トレドに行って感じたけれど、小さな街こそ面白い。何がと言われるとまずは自分の足で歩き回れる程よい広さ。必要最低限のもの、例えば郵便局や薬局やスーパーなんかが小さな範囲で揃っていることは、滞在するのにとても安心する。次に人の数。住人、観光客合わせたところでちらほらというところが安心する。ただの人嫌いなのか。大都市は人が多すぎて落ち着かない。そして空気。車もそんなに走ってないので空気は綺麗。特に朝方の街の雰囲気は最高で、鼻の奥が冷たくなるのと同時に懐かしい匂いで安心する。
これまでの街のお気に入りも、ホイアンやルアンプラバン、ポカラ等いづれも小さな街だった。安心感が違うよね。

最近はなぜか旅をしている感覚が薄れている。
綺麗なシーツや綺麗なトイレ、綺麗な街に綺麗な食事。綺麗な風景は確かに綺麗なんだけど、何か物足りないのはなぜでしょう。もう旅は終わりを迎えようとしているというのに、これで旅を終えられるのかとばかり考えてしまう。

さて。