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街中で着用者を見ない日はない〈シュプリーム〉。ただ、ど真ん中のボックスロゴや派手なコラボものはちょっと着るのが気恥ずかしい……。今気になるのは、膨大なアーカイブに埋もれつつある地味なシュプリーム、いわば「地味シュプ」。編集部員・杉山が購入した一品をご紹介していきます。


昨年メルカリで購入。確か5000円くらいだったような

地味シュプ05_14SS「Seersucker Bucket Hat

個人的に好きなブランドを挙げてみると、定期的にシアサッカー生地のアイテムをリリースしていることに気がつきます。〈ラルフローレン〉、〈ノア〉、〈アーペーセー〉、etc…。そういえば〈ステューシー〉も去年に続き、今年もジャケットをリリースしていましたっけ。そのラインナップを眺めてみると、それぞれに取り入れ方のさじ加減は違えど、根底の部分でアメリカのトラディショナルなスタイルへの目線があるように思えます。

そんなアメトラスタイルの代表的な春夏素材といえば、シアサッカー生地。オフィシャルHPによると、元々インドの織物だったシアサッカーの生地をアメリカのメーカーとして初めて取り入れたのは〈ブルックスブラザーズ〉なのだそう。同ブランドとコラボした際に、そんなシアサッカーのアイテム展開のみに絞った点に〈シュプリーム〉のちょっとした美学を感じます。

おなじみのピスネーム。柔らかい印象の生地に鮮やかなレッドが映える
表地をほぼいじらなかったのは〈ブルックスブラザーズ〉へのリスペクトか。裏地のスターはかつての〈シュプリーム〉がよく好んで使った柄
とりあえずこのロゴの並びは最強過ぎる。そろそろ再コラボしてもおもしろそう

白状すると、やけに形がしっかりしているせいか、下手をするとゲートボールに行くおじいちゃんのように見えてしまい、登場機会はあまり多くありません。少しでも服をごちゃつかせてしまうと、途端に似合わなくなるような一品です。潔く無地の白Tを合わせればいいのか、清潔感のあるネイビーのカットソーか、はたまた同系色の淡いグレーのトップスなのか……。はっきりした正解はまだ出せていません。あ、共地でリリースされたセットアップもがんばって探せってことですかね?

 

 

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FACY編集部・杉山

久しぶりに〈シュプリーム〉がセールをやるとの噂を聞きつけて、昨日渋谷店へ(仕事を放り投げて)行ってきました。なんか買ってやろうと息巻いていましたが、特に欲しいアイテムは見つからず。とりあえずタンクトップでも補充しとくか……。