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トルコ・シリア国境地域の緊張については、ほぼ連日報告していますが、al qods al arabi net等のアラビア語メディアによると、バイデン・エルドアン会談後もトルコ軍の増援は続いていて、戦闘が始まるかよりも、何時、どのような規模の戦闘となるかが注目されているとのことです。
真偽のほどは不明ですが、取りあえず次の通り

・エルドアンとバイデンの会談は、ローマのG20サミットの際に行われたが、予定では20分程度の短い会談のはずだったが、実際には1時間強のものとなった。
・主要議題は2つで、一つはトルコの新規戦闘機購入問題で、これについては米がF35の供与を拒否しているため、トルコがF16の最新版を買う可能性について話し合われた(その結果は不明)
・もう一つは、シリア北部問題で、エルドアンは米がテロ組織PKKを支援していることを非難した。
・この問題については、現地筋やクルド、トルコ筋は、会談直後からトルコ側は、侵攻予測地域のトルコ側に対する増援を強化したが、このトルコの増援は、装甲車両、ミサイル発射台等を含む大掛かりなもので、数週間続いている。
・増援された地点は国境に沿ったin asah ,tel rafaat .ain al arab等の地域で、特に最後のところからは時折クルド勢力(シリア民主軍)がトルコにミサイルを撃ち込んでいる
これに対して、トルコ軍のドローンが時折攻撃している
・(報道を見る限り情勢は緊迫度を加えているが)トルコ軍の越境攻撃はシリア民主軍との戦闘の他、シリア政府軍との戦闘に発展しかねず、更に米軍やロシア軍の介入の可能性もある
・ロシア空軍はイドリブ地域に対する空爆を続けている
تركيا تكثف حشد قواتها عقب لقاء أردوغان- بايدن.. هل اقتربت العملية العسكرية في سوريا؟ | القدس العربي (alquds.co.uk)