変異ウイルスによる全国的な感染のさらなる拡大を踏まえて、全国知事会は政府に対し都市を封鎖する「ロックダウン」のような強い措置についても検討するよう盛り込んだ緊急提言をまとめました。
「希望するすべての方にワクチンを行き渡らせることは、まさしく国家的使命と感じる」（東京都・小池百合子知事）
１日に行われた全国知事会の緊急対策本部会議は、国の方針に基づいてワクチンの接種に全力を挙げてきた市町村が、７月以降のワクチン供給量の減少によって「はしごを外されて混乱している」と国の対応のまずさを厳しく指摘したうえで、出席した知事からはワクチンの接種を円滑に実施するよう求める声が相次ぎました。
一方、人の行き来が増加する夏休み本番を控えて、変異ウイルスによる全国的な感染のさらなる拡大＝「第５波」の抑え込みに一刻の猶予も許されない状況だとして、政府に、都市を封鎖する「ロックダウン」のような現在の緊急事態宣言より強い措置についても検討するよう盛り込んだ緊急提言をまとめました。