三重県南部の御浜町で2日朝、霧が峠をこえて滝のように流れていく「風伝おろし」と呼ばれる現象が見られました。「風伝おろし」は秋から冬にかけて朝晩の寒暖の差が大きいときに、三重県の熊野市と御浜町の境にある熊野古道の風伝峠の反対側で発生した霧があふれ出て、下りてくる現象です。2日は峠付近で朝から冷え込み、午前7時ごろには霧がふもとの集落に向かって山の斜面をゆっくりと滝のように流れ落ちてゆく光景が見られました。地元の人によると、風伝おろしはこの時期から12月ごろまでがよく見られ美しいということです。【動画:35秒】(データ放送ではご覧になれません)