厚生労働省は、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」の市中感染を早期に発見するため、全国の自治体にPCR検査を用いたスクリーニングを行うよう要請しました。
厚労省は2日、全国の自治体に対して市中で新型コロナの陽性が確認された人に対し、「オミクロン株」かどうかを確かめるためのスクリーニング検査を行うよう要請しました。
スクリーニングは、「オミクロン株」と「デルタ株」が持つ遺伝子の特徴が違うことを活用し、まずは、デルタ株を検出するPCR検査を実施。デルタ株への感染がないと確認された場合のみ、国立感染症研究所などで遺伝子解析を行い、オミクロン株に感染しているかどうかを最終的に確認するとしています。
厚労省は国内の検査体制を強化することで、オミクロン株の市中感染を早期に発見したい考えです。