もっと詳しく

FCNT(旧富士通)の最新ミッドレンジモデル、arrows We。

ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア揃って取り扱うかなり久しぶりのモデルで、価格も2万円強とかなり抑えられていることからAQUOS sense6と人気を二分しているという印象です。

そんな中、5ちぇんねるのユーザーさんがこのarrows Weの開発および製造に関する興味深い情報を提供していました。

arrows weは5Gモデル初のODM製品

スクリーンショット:5ちぇんねる

これはarrows Weの製造に関する質問に対するFCNTからの公式回答の一部、同モデルは日本製ではなく、中国メーカーが開発・製造をしたODM商品と明記されています。

arrows Weについては過去モデルのように公式サイト上に「日本製」や「国産」といった記述が無くなっていたので、海外生産であることはある程度予想していたかも多いと思いますが、開発まで中国メーカーというのは少し意外です。

一方、FCNT=富士通、そして富士通製スマホ、arrows=日本製と思っている方も多いようなので、日本製にこだわりがある方は注意が必要です。

なお、FCNTがODM製品を展開したのは今回が初めてではなく、過去にはソフトバンク版のarrows Uが中国製であることが知られています。

ただ、5G製品では初めて海外で開発・製造をしたモデルになるとのことで、背景には低価格化競争の激化がある、とのこと。
つまり、5Gミッドレンジ・エントリーモデルでは従来の国内生産では他メーカーとの競争に勝てない、と判断したのでしょう。

基本的にはスペックの割に割高という印象のarrowsスマートフォンですが、今回のarrows Weがかなり「割安」でリリースされたのにはこういった背景があったのですね。

ちなみに個人的にはこのarrows Weが中国製、という点についてネガティブに受け取る必要は全くないと思います。

今やAndroidスマートフォン市場をけん引しているのは中国メーカー、と言っても過言ではなく、少なくともハードの品質面では中国メーカーの方が優れている部分も少なくありません。(セキュリティーはまた別問題だと思いますが)

日本人ならば日本製が優れていると思いたい心理は理解できますが、これは謙虚に受け止めないといけない現実だと思います。
(それでも性能や品質うんぬんではなく、日本製がいい、と思う方の気持ちも理解できます)

ソース:5ちぇんねる