東京ゲームショウ2021 オンラインの開催3日目となる2021年10月2日,公式番組「TGS2021 DMM GAMES『特番刀剣乱舞無双通信 TGS2021出張版』&『DMM GAMES スペシャルインフォメーション』」が配信された。
同番組を,2022年2月17日に発売が予定されている「刀剣乱舞無双」(Switch / PC)の実機プレイが披露された「特番刀剣乱舞無双通信 TGS2021出張版」を中心にレポートしよう。
番組は,まず原案である“とうらぶ”こと「刀剣乱舞-ONLINE-」(BROWSER / iOS / Android)の紹介から始まった。
「刀剣乱舞-ONLINE-」は,DMM GAMESが開発および運営を,ニトロプラスが世界観,シナリオ,キャラクターデザインを担当する“刀剣育成シミュレーションゲーム”だ。プレイヤーは,名だたる刀剣が戦士へと姿を変えた刀剣男士(とうけんだんし)を率いる審神者(さにわ)となり,歴史改変を目論む歴史修正主義者の野望を阻止すべく戦うことになる。
PCブラウザ版は2015年のサービス開始から現在までの登録者数が200万人を突破,スマホアプリ版が累計700万ダウンロードを超える人気を博す,DMM GAMESの看板タイトルの一つだ。
「刀剣乱舞無双」は,そんな「刀剣乱舞-ONLINE-」と,コーエーテクモゲームスのアクションゲーム「無双」シリーズのコラボレーション作品だ。5つの部隊に分かれた十五振りの刀剣男士が,戦国時代へと時間をさかのぼり,歴史を守る戦いに挑むという。
番組では,山姥切国広役の前野智昭さん,山姥切長義役の高梨謙吾さんをゲストに招き,実際にゲームをプレイする形で,主にアクション部分の詳細が紹介された。
アクションの紹介は,第一章の最初の合戦となる,1582年「備中高松城の戦い」で行われることに。実際の歴史だと,この戦いの最中に「本能寺の変」が起き,その報を聞いた羽柴秀吉は城攻めをやめて毛利方と和睦。中国大返しと呼ばれる強行軍で京へと取って返して謀反人・明智光秀の軍を撃破し,天下人への一歩を歩みだすことになるのだが,初公開となった出陣画面によると,その歴史を改変しようと狙っているのか,敵「時間遡行軍」は,この戦いで秀吉を亡き者にしようしているようだ。
歴史を守るために秀吉の命を救うべく,山姥切国広と山姥切長義の二振りが出陣。二振りでの出陣の場合,自分が操作していないほうの刀剣男士(バディ)は,AIで自動的に戦ってくれる。華麗な動きで迫力のあるアクションが楽しめるのは,すでに既報やPV第一弾などで公開されているとおりだ。
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今回初めて明かされたのが,戦場のガイド役としてこんのすけがお供してくれること。フィールドのあちこちで戦いが起きており,それを戦い抜きながらマップを見て目的地を目指していくのだが,そういったゲームに慣れていない人でも迷わずクリアできるよう,こんのすけのガイドを導入したとのことだ。
青いゲージが溜まれば必殺技が使えるようになり,敵が怪しく光れば何らかの強力な攻撃を仕掛けてくる。このあたりの視覚情報も,普段アクションを遊ばない人にとっても分かりやすいものとなっていた。
Yボタンの連打や押しっぱなしのみで通常攻撃や強攻撃,防御を自動的に行ってくれるという「簡単モード」も披露。これもボタン一つとは思えない自然なアクションとなっており,こういったゲームが苦手な人でも“自分が操作している感”で爽快アクションを楽しめそうだ。また,一回のプレイを遊びやすくするため,一つの合戦は複数のステージに分け,各ステージは短めに設定されているとのこと。
また,ただ敵を倒すだけではクリアとならない「未解析戦場」というステージがあり,何やら不審な動きをする敵を探して倒し,解析率を上げていくことでクリアに近づくという謎解き要素のある戦いも用意されているようだ。
開発中とあってか,建築物や草木,背景といったグラフィックスは控えめな印象を受けたが,優雅で軽やかなアクションや必殺技の演出は迫力があり,そして美しい。戦いの舞台となる戦場では,羽柴秀吉や黒田官兵衛といった物語に関連する人物がともに戦う場面もあり,この辺りは歴史好きにもたまらないものとなりそうだ。
番組の最後には,9月25日より順次予約受付が開始となったSwitch向け豪華版「スペシャルコレクションボックス」も紹介された。完売店が続出し,現状は購入が大変難しい状況となっているが,先日(10月1日)の発表によると,追加生産が決まり,増産に向けて準備が進んでいるとのこと(関連記事)。入手希望者はこちらのアナウンスも見逃さないようにしよう。
TGS2021 DMM GAMES 特番「刀剣乱舞無双通信 TGS2021出張版」&「DMM GAMES スペシャルインフォメーション」
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