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大腸がんの中には遺伝性のものがあるため、一般に、若年性大腸がんの診断を受けた親やきょうだいがいる人では、注意が必要とされる。しかし、注意すべきは、そのような第一度近親者の罹患歴だけではないらしい。おじやおば、祖父母、孫、甥や姪などの第二度近親者、さらにはいとこや曽祖父母、曾孫などの第三度近親者に若年性大腸がんを発症した人がいる場合でも、同がんの発症リスクは大幅に高まることが、新たな研究で明らかになった。米ニューヨーク州立大学バッファロー校健康衛生学部のHeather Ochs-Balcom氏らによるこの研究結果は、「Cancer Epidemiology」8月号に掲載された。