リモートワークを実施している企業の47%で、そのことを原因とする人事評価の問題が新たに発生、または拡大しているという調査結果が明らかになった。
これはビズリーチが運営する「HRMOS WorkTech研究所」が、企業の人事担当者を対象に行った調査によるもので、リモートワークの実施で人事評価上の問題が新たに発生するか、または既存の問題が拡大したかという質問に、47%が「はい」と回答。新たに発生した問題点としては「チームでのコミュニケーション状況の把握・評価ができない」「モチベーションや感情といった業務外の面の把握・評価ができない」がトップで、同研究所では「実績や成果だけではなく、コミュニケーション状況やモチベーションなど、定性的な観点をふまえた人事評価が行われている」とその理由を推測している。また拡大した既存の問題点については「評価者による評価のばらつき」と「評価基準があいまい」という回答が多く、こちらもやはり実績や成果以外の評価が難しくなったことが浮き彫りとなっている。有効回答数が千件に満たないことは気を付ける必要があるが、今後リモートワークの導入を考えている企業にとっては気になる結果と言えそうだ。