このSUVが一番信頼できる!?
耐久試験中のSUV:VW、BMW、マツダとそのライバルたち。VWティグアン、BMW X1など、人気SUVは10万km以上の耐久試験でどのように評価されるのか?
私たちのクルマは、どれだけ丁寧に設計・製造されているのだろうか。
日常的な使用における信頼性は?
我々は耐久テストでこの疑問の真相に迫ることにした。
どの車も10万km以上走行し、テスト車両のすべての不具合や故障が記録され、評価される。通常の使用では気づかない不具合は、遅くとも最終解体時に、専門家たちが発見する。
我々は、2014年から、耐久テストの全結果を永久ランキング表にまとめているが、今回はSUV分野に特化して、ランキングでまとめてみた!
(評価ポイントは上から1+、1、1-、2+、2、2-、3+、3、3-・・・)
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Nissan-Qashqai-1-6-dCi-4x4-1200x800-c5d9fdec633e5bc0.jpg)
テストした15台のSUVのうち、本当に悪い結果を出したのは数台だけだった。
「スバルXV(グレード4)」は、クラッチの磨耗、ピストンの溶損、シャシー部品の腐食など、さまざまな問題を抱えながら後塵を拝している。
「アウディQ3」の状況は、それほど悪くはなかったものの、しかし、ラムダセンサー、排気ガス再循環クーラー、ギアボックスの不具合により、4点の評価となった。
ランキング: SUV耐久テスト
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Subaru-XV-2-0D-Exclusive-1200x800-9faa664f74b378da.jpg)
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Subaru-XV-2-0D-Exclusive-1200x800-5f2b5e84dc68805c.jpg)
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Subaru-XV-2-0D-Exclusive-1200x800-9e4c1f6b6d8ca487.jpg)
第15位: スバル XV 2.0Dエクスクルーシブ
スバルで10万kmなどは単なる形式的なものだと考えていた。しかし、クラッチの早期磨耗、2つのピストンの溶融、シャシー部品の端部腐食、運転席シートの不具合、パネルの緩みによる異音など、問題が山積しているとは思いもよらなかった。
デメリットポイント: 44
最終評価: 4-
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Audi-Q3-1200x800-c24fe559dddd0297.jpg)
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Audi-Q3-1200x800-819407a676d65f49.jpg)
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Audi-Q3-1200x800-867855e9c9719fcb.jpg)
第14位: アウディQ3 2.0 TDIクワトロ
27,077km地点で、「Q3」は何度も緊急モードに入る。その原因はラムダセンサーの不具合だ。51,935kmで、排気ガス再循環システムのラジエーターに欠陥が見つかった。両ヘッドライトのキセノンバルブを交換し、最後にはギアボックスを交換する必要があった。アウディは、耐久性のある技術で高い価格を正当化するための下調べが必要だ。
デメリットポイント: 42
最終評価: 4-
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Citroen-C4-Cactus-Pure-Tech-110-Feel-1200x800-3c0156f061776c88.jpg)
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Citroen-C4-Cactus-Pure-Tech-110-Feel-1200x800-939676d5842aa7c9.jpg)
第13位: シトロエンC4カクタス ピュアテック110
3万kmほど走ったところで、5速にギアが入らなくなり、ギアボックスを交換することになった。その直後、「カクタス」は点火系の故障という、緊急事態に陥った。さらに耐久テスト終了後に分解してみると、錆の付着や擦り傷が多く見つかった。
デメリットポイント: 34
最終評価: 4+
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Suzuki-Vitara-S-1-4-1200x800-b660838c1b60ddcc.jpg)
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Suzuki-Vitara-S-1-4-1200x800-8ad528de92ef7b13.jpg)
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Suzuki-Vitara-S-1-4-1200x800-fab2731140574c08.jpg)
第12位: スズキ ビターラS 1.4ブースタージェット オールグリップ
日本名は「スズキ エスクード」。シックな外観の裏側には、80年代、90年代の同社の伝統や形式を受け継ぐスズキがいる。活発で好感が持てるが、薄情でやや素朴な作りでもある。「ビターラS」は、ターボホースの不具合により、3-以上の評価が得られない。
デメリットポイント: 29
最終評価: 3-
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Mini-Countryman-1200x800-e07cb03f29f78234.jpg)
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Mini-Countryman-1200x800-b6f4e244e69c6c48.jpg)
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/1/1/4/0/9/4/7/Mini-Countryman-1200x800-ccf0285f7aca2256.jpg)
第11位: ミニ クーパーSDカントリーマン(第1世代、2010年~2017年)
35,440ユーロ(約460万円)・・・。そんなクルマに、我々が大きな期待を寄せるのは当然だ。だが、カントリーマンは、硬いシャシー、パチパチ音、内装のガタガタ音で私たちを悩ませたことは、残念なことだ。しかし、悪いことばかりではなかった。小さなライフスタイルSUVの耐久性は、基本的に良好だ。もし、メカニックがブレーキフルードをケチらずに、カップホルダーがそのまま壊れずにいたら、ミニの結果はもっと良くなっていたはずだ。
デメリットポイント: 21
最終評価: 3+
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