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国連世界食糧計画(WEP)や多数のメディアはかねて、アフリカ南東部の島国マダガスカルについて、世界初となる気候変動由来の飢饉(ききん)が起こる瀬戸際にあると警鐘を鳴らしてきた。ところが新たな研究によると、人間の活動が引き起こす気候危機は同国における現行の食料不足とほとんど関係がないという。

マダガスカルでは降水量の低い年が続き、干ばつが長期化。食料の確保が困難となり、すでに数万人が飢餓に近い状…