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南アフリカ政府のコロナ変異種「オミクロン株」発見の報道を受け、米感謝祭の翌日である11月26日は、小売業が一年で最も儲かる「黒字の金曜日」の意味ではなく、世界同時株暴落をした「暗黒の金曜日」という意味での「ブラック・フライデー」となりました。これを受けて為替相場は、年初来の米ドル高値・円安値更新が続いていましたが、一転、大きく円高へ戻されたのです。今回は、マネックス証券・チーフFXコンサルタントの吉田恒氏が、「オミクロン株ショック」をきっかけに再燃した為替相場の円高リスクについて考察していきます。