世界的な「オミクロン株」の感染拡大に伴って、日本に入国した人を一定期間、待機させるための施設が逼迫していることから、政府は、一部の入国者については、4日から自宅での待機に切り替えると発表しました。
政府は現在、「オミクロン株」の感染者が確認された国や、以前の「デルタ株」などの感染者が多い国などから帰国する日本人らに対し、感染リスクに応じて3日から10日の間、国が指定した空港周辺の施設などで待機させる措置をとっています。しかし、厚労省によりますと、このままのペースで施設待機者が増え続けると、確保している7350室は、あと2週間ほどですべて埋まる恐れがあります。
施設の逼迫を受け、厚労省は、現在は3日間の施設待機が求められている入国者のうち、ワクチン接種済みでオミクロン株の感染者が確認されていない国や地域から入国した人については、4日から自宅での待機に切り替えると発表しました。