ソニーの最新「カメラスマホ」、Xperia Pro-I。
外観とカメラスペック以外はXperia 1 IIIとほぼ同じで、国内では12月5日の発売となりますが、やはりニッチな市場向けだからでしょうか。発売3日前でもそれほど話題には上ってきませんね。
そんなXperia Pro-Iですが、海外の大手ガジェットサイト、GSMArenaが同モデルのレビュー記事を掲載していました。
注目の「カメラ」については同記事を含め、他でも複数レビューをしているので、今回はその他の部分に焦点を当ててみたいと思います。
まずはXpria Pro-Iのバッテリー持ちについて。
バッテリー総合評価は87hと、今年のハイエンドモデルの中ではかなり下の方。
一方、ご存知の方も多いとは思いますが、このXperia Pro-Iの「ベースモデル」とも言えるXperia 1 IIIは今年のハイエンドの中ではかなりバッテリー持ちの評価が低いという事実があり、これと比べると:
これと比べると、Xperia Pro-Iのバッテリー持ちは総合評価で5h、ウェブブラウジングでは40分程度、そして動画再生では約1時間ほどXperia 1 IIIより良い、ということに。
この程度ならば「誤差の範囲」とも言えなくありませんが、Xperia Pro-Iはワイヤレス充電に非対応にも関わらずXperia 1 IIIよりも厚みがあるので内部スペースには余裕があるはず。
その分、排熱構造といった発熱対策が優秀で間接的に省電力性能においてXperia 1 IIIよりも優れているという可能性もありそうです。
また、Xperia 1 IIIと比較して興味深いのがディスプレイ。
最大輝度がマニュアルでもオートでもXperia Pro-Iの方が若干高くなっています。
Xperia Pro-IとXperia 1 IIIは同一ディスプレイを搭載している、とどこかで見かけましたが、これについては100%確実な情報ではありません。
ただ、これが事実だとしてもこの程度の最大輝度の差であればソフト的なカリブレーションで充分可能な気もします。
なお、バッテリー持ちも画面輝度も実使用で大きな差を感じることはなさそうなので、「カメラ以外はほぼ同じ」というのが一番無難な評価かもしれませんね。
なお、今回のレビュー記事には他機種と比較した多数のカメラ作画も掲載されているので、元記事をご覧になることをお勧めします。
なお、以下はレビュー記事の最後にあったこのXperia Pro-Iの長所・短所まとめです:
長所
- 飾り気のないデザイン、ハイエンドな作り、IP65/IP68規格。
- 畝状のフレームは非常にグリップ力があり、ランヤードアイレットは良いタッチで、追加のコントロールが便利。
- ヘッドホンジャックとmicroSDスロットは、その用途を考えると特にありがたい。
- 高度な写真・ビデオ撮影アプリは、自分が何をしているか分かっていれば、とても便利。
- カメラシステムは潜在的に大きな可能性を秘めており、最高の結果を得るためには少しばかりの後処理が必要ですが、ターゲットとするユーザーはこれに満足することでしょう。
短所
- 1.0インチのセンサーを一部しか使用していないことが明らかなのに、「1.0インチのセンサー」という宣伝文句を認めることはできません。
- シャッターボタンは、半押しの位置が明確でなく、非常に敏感で、たまに邪魔になる。
- ディスプレイの最大輝度は、業界最高水準の製品ほど高くはなく、4K解像度は、自慢するには良いが、実際に評価するのは難しい。
- バッテリー駆動時間が平均以下。
- 自撮りカメラは、ちょっとした遺物のようです。
- メインカメラのビデオの画質は「最高レベル」とは言えない。
- Vlogモニターにはタッチ入力や再生オプションがなく、グリップの操作性も限られている。
ソース:GSMArena