もっと詳しく

 【ワシントン=塩原永久】米労働省が3日発表した8月の雇用統計(速報、季節調整済み)は、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数が前月に比べ23万5000人増だった。6~7月の100万人前後の増加から大きく失速。新型コロナウイルスのデルタ株流行が雇用に打撃を及ぼし始めた実態が浮き彫りになった。米連邦準備制度理事会(FRB)が検討する量的金融緩和策の縮小決定が遅れる公算が大きい。