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 長らく停滞の続く日本経済にあって、どの企業も躍起になって取り組んでいるのが、イノベーションの創出である。それには確実な方法がないものの、起こしやすい環境はわかっている。典型はヒト・モノ・カネの流動性が高い米国社会だ。「米国企業は、日本企業に比べて、年を取っても稼ぐ力が衰えない」と、早稲田大学教授の清水洋さんは指摘する。ただし、日本がそれを単純に真似すればいいわけではないというから、一筋縄ではいかない話である。

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