東京電力ホールディングスと中部電力が出資する発電会社JERA(ジェラ)は、出資する米ニュージャージー州の火力発電所を改修し、燃料に二酸化炭素(CO2)の出ない水素を混ぜる水素混焼を来年にも開始すると発表した。ガスタービンを改造し、隣接する石油精製所から供給される水素を含むガスを混ぜて燃やせるようにする。最大40%まで水素を混焼でき、CO2排出量を最大約10%削減できる。ジェラは水素などを活用して2050(令和32)年にCO2排出量を実質ゼロにする目標を定めており、今回がジェラで最も早い水素混焼発電となる見通し。