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関西空港の国際線到着ロビーで、抗原検査キットを受け取る入国者の女性(右)=3日夜

 大阪府は3日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への水際対策として、国際便で関西空港に到着し検疫で陰性だった入国者に対し、抗原検査キットの無料配布を始めた。住所を問わず1人に3回分を提供。14日間の自宅待機中に陽性反応が出た場合は、居住地の保健所に連絡するよう求めた。配布は来年1月10日まで。

 ドバイから到着した神戸市の女性(64)は「ただ自宅で待機するよりも、感染の有無が明確に分かっていい」と歓迎した。府の担当者は「国際空港を抱える自治体として、感染拡大防止に貢献したい」と話した。